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ヨガ哲学について


小坂麻美 小坂麻美

こんにちは、小坂です。

今回はヨガ哲学についてご紹介させていただきます。

 

ヨガ哲学とは、まず、『ヴェーダ』という大古の教えがもとになっています。

そのヴェーダからヒンドゥー教や仏教ができました。

(このヴェーダはユネスコ無形文化遺産にも登録されているんですよ)

なので皆さまに馴染みのある仏教も深いかかわりがあるんです。

お釈迦様(ブッダ)はヨガの修行僧だったんです。私たちの大先輩ですね!

 

『ヨガ哲学』なんだか難しそうで、イメージしづらいですいよね。

哲学とはそもそも何だろう…

それは、自分とは何だ?生きるとはどういう事?どう生きれば幸せなの?

に自分なりの答えを求め追及していくことです。

誰だって幸せになりたいですよね。

「これを手に入れれば…こう感じられたら…」と物質的・感情的に自分を満たしてくれそうなものを追い求めます。

でもそれらを手に入れても、幸福感は長続きしないんですよね。

さらなる欲が出てきたり、求めるものが変わったり、または執着しすぎて苦しくなったり。

そんな毎日の中で私は、「もういい加減にしなさい!」って自分に言いたくなる時があります。

 

これは、とあるインドの昔話です。
むかしむかし神様たちが集まって話し合いをしました。ある神様が、 「人間とはなんて愚かなのか。口では幸せになりたいと言いながら、 武器を振りかざし互いに争い傷つけあい、奪い合い、騙し合いを繰り返している。 無意味な勝者と敗者生み出している。 この人間たちに試練を与えようではないか。 彼らの本当に探し求めている”幸福の鍵”をどこかに隠してしまおう。」 すると別の神様が、 「海の底はどうだろう。人間にはまず見つからないだろう。」 「いやいやだめだ。人間はいつか科学を進歩させるだろう。 その時は海の底にも鍵を探し求めるだろう。」 「それでは、空の上はどうだろう。」 「それもだめだ。同じことだ。いつか人間はそこまでも手を伸ばすだろう。」 なかなか都合の良い隠し場所が見つかりません。そんな時また別の神様が、 「ならばここはどうだろう。」 と胸の中心を指差して言いました。 「心の中だ。人間は自分の外ばかり見て幸せを求めている。なので、ついには海の底や空の上にま で至るだろうが、内側をしっかり覗こうとはしない。心の中に”幸福の鍵”を隠してしまおう!ここ ならきっと愚かな人間にはなかなか見つけることはできまい。」 ということで”幸せの鍵”を内側の奥深くに隠すことにしましたとさ。

“幸せの鍵” すでに持ってるのにそれに気づかない私たち。どうしたらそれに気づくことができるでしょうか。その答えはヨガの最も古い教科書「ヨガスートラ」が明らかにします。ヨガスートラ とは、約1800年前にインドの聖者パタンジャリによって編纂されたヨガの説明書です。

 

自分の心を見つめるためには、心の本質を理解しなければならない。

その学びから、日常と向き合うことが大切なんだと思います。

目に見える自分の体でさえ思い通りに動かせないのに、

目に見えない心を、自分の意志でコントロールするのはもっと難しい。

「私はこうするのだ!」と強い意志で決め、その通りに出来れば苦労はないですよね。

人間ですから、迷いもするし、怖がったり、不安になったり、傷ついたり、そんなの当たり前です。

だけど、ネガティブな思いに飲まれてしまいそうなとき、少しずつでも変わっていかなければと思いますよね。

自分の心に寄り添い時間をかけて。

私の心はとても疑い深くてわがままなので、そう簡単には変わってくれませんが…

そんな過程や経験をシェアすることで、皆様にとっても何か発見があると嬉しいです。

 

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この記事を書いた人

小坂麻美

小坂麻美

ロータスブルーム代表。大手ホットヨガスタジオでインストラクターを務める。15年間ヨガインストラクターの育成とヨガの普及に従事する。その経験の中で、変わっていく自分の内面に気づき、ヨガの奥深さを知る。YOGAを多くの人と共有できるよう努めたい。詳しく見る

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当時、なぜロータスブルームを作ったのか、その「原点」を代表の小坂が語ります。

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